NSX驚異の価格事情!
ホンダNSX・・・。
誰もが憧れるスポーツカーですね。
初代NSX登場から10年以上。
平成2〜3年のたまが狙えるかと思いきやまだまだ値崩れの様子はない。
むしろタマ数が減っているため10万キロ超えのNSXでさえ200万円は下らない。
台数が無いから買えない。オーナーが手放さないから中古車市場に出てこない。
まさに買う側にとっては都合が悪い車種と言えます。
私もNSXに憧れている一人でして、すれ違うたびに見てしまいます。
ホンダのメカニック時代、お客さまにシルバーのNSXオーナーがいました。
その方は、セカンドカーとして所有していて、普段はガレージの中に大切に保管しているようでした。
車高はノーマル、ホイールはBBSのF:17、R:18(推定50万円)、ボディーコーティングと上品でした。
車両点検とラジエター液の交換という依頼でした。
興味があったので私が担当させてもらいました。(ただ試乗したかった)
目の前にあるスーパーカー?にわくわくしながら点検をしました。
ここまでは良かったのですが問題はラジエター液の交換でした。
私の勤めていた工場には、真空で交換できるチェンジャーなどなかったので、
液を抜いてコックを締め、補充してエンジンをかけながらエアー抜きをしなければいけませんでした。
NSXは後部エンジンのためラジエターラインが長くエアーが全然上手く抜けませんでした。
何回もハンチングしてビビリました。
こういう面倒な所にもメカニックごころをくすぐる魅力がありました。
さあ整備も無事??終わり試乗しがてら納車にいきました。
走っていると、対向車の熱い視線がとても気持ちが良かったです。
まあ気持ちが良くても所詮、人の車ですからむなしいですけど・・・。ツナギだ
し。
でもなかなか経験のできない整備だったので嬉しかったです。
NSXは10年落ちのタマでも十分にオーナーの欲求を満たしてくれる、まさにスーパーカーだと思いました。